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第4回 RICE(ライス)処置の詳細(後編)
早速ですが前回の続きを・・・
皆さんこんにちは。いよいよ今年最後の更新ですね〜(と言ってもまだ4回目ですが(^^;)
さて、早速ですが前回の続きRICE処置のC(圧迫)とE(挙上)について書いていこうと思います。
患部を圧迫するのですが、その際1番良いのは伸び縮みする包帯です。これが1番圧迫力があるのですが、思ったよりも結構扱いが難しいんです。また、大抵は怪我をした直後に包帯がない場合のほうが多いですので、そういった場合はタオルやTシャツなどでも構いませんので、怪我をした所を含む前後5cmまでの範囲をしっかり圧迫しましょう。
そうすることで、腫れや内出血などを防ぎ、その後の怪我の程度を抑えることが出来ます。注意点として、色が紫色になるような、患部の血流を抑えてしまうぐらいきつく締めないように気をつけてくださいね。
患部を心臓よりいくらか高い位置に保つようにしてください。タオルや枕などを下にかませるといいと思います。そうすることで患部の組織の内圧を下げ、血流やリンパの流れを促し、腫れやむくみ、内出血などの症状を抑えることが出来ます。
前回からRICE処置についてちょっと詳しく書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?日常や運動での怪我などのほとんどで、このRICE処置が有効になります。自分の場合はもちろん、側で誰かが怪我をした時もこの処置をしてあげてください。
そして、しっかり処置をしてから近くの医療機関を受診しましょう。ただ、骨折や脱臼の場合はむやみに触らず、しっかり冷やしてあげるだけで良いかと思います。あとは安静にしてあげてくださいね。
- 椎間板ヘルニアから坐骨神経痛になりました。年に何回か、痛くなり、歩くのもやっとの状態になります。その時はけん引と飲み薬のロキソニンで治まります。
寒くなってくると、お尻から足にかけてしびれてきます。その症状を家で治す方法と予防を教えて頂けないでしょうか?
私は週に1回10キロのウォーキングをしていますが、痛みがあるときはやらないほうがいいのでしょうか?今までは少しくらいの痛みなら腰ベルトをして歩いていました。
よろしくお願いします。(つーちゃん1101さん) - まず始めにヘルニアと腰痛と坐骨神経痛とは別々に考えてください。ヘルニアだからといって腰が痛くなるとは限りません。現にヘルニアだけど腰が痛くならない方もおられますし、腰が痛いけどヘルニアではない方もおられます(ちょっと紛らわしいですね(笑))。また、坐骨神経痛の原因はヘルニアではありません。硬くなった筋肉が神経を圧迫しているからだと考えられています。つーちゃん1101さんのおっしゃる「お尻から足にかけて」のシビレだと、梨状筋(りじょうきん)というお尻の奥にある筋肉が原因かもしれません(スミマセン、直接診てないので断言できません。)。
ご自宅で出来ることとしましては、
@まずお尻を指で押して痛い場所を探します。
Aベッドで仰向けになり、ゴルフボールなどをその痛いところに当てます。
B痛い方の足をベッドから下に垂らします。
Cそのまま痛みが楽になるまで約2〜3分待ちます(個人差はあります)。
他にはお尻の筋肉のストレッチなどが有効です。
あと週に1回のウォーキングですが、痛いのを我慢してまで10キロ歩くのはオススメしません。体と相談しながら、距離を短くするなりした方が良いかと思います。
今回は「お尻の筋肉が原因の場合」としてお答えさせていただきました。つーちゃん1101さんがおっしゃられている整形外科での治療内容は、あくまでもその場の対処療法ですね。痛みが続くようなら、しっかりと根本的に治療してもらえる医療機関を探されても良いかと思います。
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