熱中症対策(2)重度編(〜熱疲労、熱射病〜)

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熱中症対策(2)重度編(〜熱疲労、熱射病〜)

前回は熱中症を引き起こしやすい環境や熱中症が発生する原因について、また、熱中症の比較的軽度な症状について対処法をご紹介しました。今回は、熱疲労・熱射病といった重度な症状についてご紹介します。

熱中症の症状(U度〜V度)

熱中症の症状(U度〜V度)

熱中症の症状は、T度からV度まで3つの段階に分類されています。
今回はU度「病院への搬送を必要とする中等症」、
V度「入院して集中治療の必要性のある重症」についてご紹介します。

【U度の症状】気分の不快、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
これは、従来は「熱疲労」「熱疲弊」と呼ばれていた状態です。
発汗や水分不足が原因の脱水症状で、体がぐったりしたり、
力が入らない、吐き気・嘔吐といった症状が特徴です。
涼しい場所に避難し、すぐに水分を補給することが大切です。

【V度の症状】痙攣、手足の運動障害、意識障害、高体温
これは、従来は「熱射病」「重度の日射病」と呼ばれていた状態です。
体にガクガクとひきつけがあったり、まっすぐに歩けない・走れない、
呼びかけに対する反応がおかしい、体に触ると熱いという症状が特徴です。
体温が40度を超えているのに汗が出ない、意識障害があるという場合、死亡の恐れもあります。


現場での応急措置

重度の熱中症の場合、死に至る可能性もあります。
重度の熱中症の可能性がある場合には、救急隊を呼ぶと同時に、現場で体を冷やすなど応急措置が必要です。

・風通しが良い日陰、クーラーが効いた室内など涼しい場所へ避難する
・衣服を脱がせ、体から熱を放散させる
・肌に水をかけ、扇風機などで風を送り体を冷やす
・氷嚢などを頚部、脇の下、太腿の付け根などに当て、血液を冷やす
・冷たい水、経口補水液、スポーツドリンク、食塩水などを飲ませる

※呼びかけに対する反応がおかしい時、意識障害がある場合には誤って水分が気道に入ってしまう可能性があるため、経口での水分補給は禁物です。


医療機関に搬送する場合には

医療機関に搬送する場合には

熱中症は急速に重症化するため、迅速な処置・治療が大切です。
熱中症の患者を医療機関に搬送する場合には、次のような情報を伝えると良いでしょう。
※環境省 熱中症環境保健マニュアル(2011年5月改訂版)U付録:医療機関が知りたいこと より一部抜粋

【不具合になるまでの状況について】
・十分な水分と塩分補給の有無
・活動場所(屋内・屋外、日陰・日向、気温、湿度)
・活動時間、活動内容
・服装、帽子の有無
・通常と異なる点として気付いたこと

【不具合になった時の状況について】
・失神、立ちくらみの有無
・頭痛の有無
・めまいの有無
・のどの乾きの有無
・吐き気、嘔吐の有無
・倦怠感の有無
・四肢や腹筋のこむら返りの有無
・体温
・脈の数
・呼吸の数
・意識の状態
・発汗の程度
・行動の異常の有無
・現場での緊急措置の有無と方法

【最近の状況について】
・今シーズンいつから活動を始めたか
・体調
・睡眠
・風邪の有無
・二日酔いの有無

【その他の状況について】
・身長、体重
・いままでに熱中症になったことがあるか
・病歴の有無、特に糖尿病、高血圧、心臓疾患など
・現在服用中の薬はあるか
・酒やタバコの習慣はあるか

熱中症による死亡数

熱中症による死亡数は、年平均で353件(1995年~2009年)に上っています。
男性では0~4歳、15~19歳、55~59歳、80歳、
女性では0~4歳、80~84歳を中心としてその数が多いのも特徴です。
また、65歳以上の熱中症死亡総数に占める割合は近年増加しています。
熱中症になる高齢者が多い原因は主に3つあります。

(1) 加齢に伴い汗が出にくくなり、体温を下げることが難しくなるため。
(2) 水分の摂取量が少なく、また、脱水症状に気付くのが遅れやすいため。
(3) 腎臓の働きが弱くなり、脱水症状でも尿として水分が排出されてしまうため。

熱中症を防ぐために注意すること

熱中症を防ぐために注意すること

熱中症での死亡数が特に多くなるのは、真夏日(最高気温が30℃以上の日)や熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上の日)が多い年です。
また、涼しい日の翌日に気温30度を超えるなど、
気温が急激に変化すると熱中症が起こりやすいことも特徴です。

日々の気象情報を活用し、暑くなる日には涼しい服装やこまめな水分補給、扇風機や冷房の活用などで対処したいものです。
また、夜間の就寝中も窓を開けて風通しを良くしたり、
冷房や扇風機などを使って、室内が高温多 湿にならないよう注意が必要です。

ちなみに、大都市ではヒートアイランド現象により気温30℃を超える時間が増えています。
気温が高い日に散歩などをする場合は、暑い日中をなるべく避け、
帽子や日傘などを使ってなるべく直射日光に当たらないようにしましょう。
また、地面から近い場所にいる小児・乳幼児は道路からの輻射熱を受けやすいため、特に注意が必要です。

熱中症を防ぐために、一番簡単で大切なことはこまめな水分補給です。
起床時、朝食後、昼食後、夕食後、就寝前には必ず水分補給するようにし、
それ以外の時間にもこまめに水やお茶を飲むよう習慣付けることがおすすめです。


参考資料:環境省 熱中症環境保健マニュアル(2011年5月改訂版)

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