第2回 ギックリ腰

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Column

第2回 ギックリ腰 文:松橋紘平

ギックリ腰の原因

寒くなってきたこの時期、筋肉も寒さで固くなり動きが悪くなってきやすくなります。そういった時に、ふとした瞬間「ギクッ」と痛めてしまいがちです。ただ、今のような寒い時期になりやすいと思われがちですが、寒い時期以外でも季節の変わり目の時期に結構なりやすい傾向にあるようです。季節の変わり目は身体の変わり目ですから、身体が季節に合わせるように変化している時期は充分に注意してくださいね。

さて、ギックリ腰になる要因は(当院に来られてる中で)、細かく診ていけばバランスの悪さだったり、身体の繋がりの悪さだったり、内臓の動きの悪さだったり・・・がありますが、ほとんどの方が筋肉の硬さ・動きの悪さが顕著です。 人間は普段生活している中で歩いたり立ったりします。それらの動きやその他の身体の動きって全てが拮抗(キッコウ)されてるんです。わかりやすく言うと、2つの筋肉があって片方が縮むと、もう片方が伸びるんです。肘の動きで例えると、肘を曲げると力こぶができますよね?その力こぶの筋肉が縮んでいて、その逆の筋肉(皆さんがお悩みのいわゆる二の腕です)が伸ばされているんです。こういった関係が、身体のあらゆる所に存在しています。指もそうです。膝もそうです。首もそうです。そして、もちろん腰もそうなんです。

身体を横から見たとします。背骨が中心にあって、背骨を挟んでお腹側と背中側の筋肉がありますよね?身体を前に前屈したりそれをもとに戻す時や、逆に身体を後ろに反らしたりそれをもとに戻す時に先ほどの拮抗の関係が成り立っています。お腹側の筋肉が縮んで背中側の筋肉が伸びるから、前屈が出来るんです。また、背中側の筋肉が縮んでお腹側の筋肉が伸びるから、体を反らしたり出来るんです。普段は、そのお腹側の筋肉と背中側の筋肉とのバランスが取れていないとダメなんです。僕はよく患者さんに、船の「帆とマスト」に例えてお話しします。マスト=背骨、帆=筋肉です。厳密に言えば、船のマストはそれだけでも立っていられますが、イメージとして分かりやすくお話する時があります。お腹と背中の筋肉=帆が、バランスよく固すぎず軟すぎずいることで背骨=マストをしっかり支えることが出来るんです。

ギックリ腰の原因

ギックリ腰の原因

腰の筋肉よりお腹の筋肉??

患者さんにどうやってギックリ腰になったか?を聞くと、1番多いのが「物を持とうとした時」です。あとは、起き上がろうとした時や、椅子から立とうとした時などです。でも、これらはほとんど同じような動きなんですよ。それぞれ発生原因は違いますが、身体を前屈した状態からもとに戻そうとした時に痛めているんですね(起き上がるときはその逆のパターンです)。

先ほどの「帆とマスト」の話。帆であるお腹側の筋肉が固くなって、収縮するとします。そうすると、マストである背骨をお腹側に引っ張ってしまいます。でも、背骨が前に傾いてはダメなんで、もう1つの帆である背中側の筋肉がそれまで以上の力で背骨を引っ張って、真っ直ぐ立つようにバランスを取ってくれます。その状態が続くと、背中側の筋肉にどんどん負担がかかっていきます(皆さんも綱引きをやるとしんどいですよね?それと同じです)。そしてその負担が限界の時、物を持とうとして中腰の状態から身体をまっすぐする際に、「ギクッ」と腰に痛みが出たりするんです。前かがみの状態から身体をもとに戻す時は、背中側の筋肉が働いて縮もうとしますからね。
ですので、痛みが腰にくるので腰の筋肉が悪いと思われがちですが、元をたどれば、実はお腹側の筋肉が原因だったということは少なくありません。まぁ、もっと言えばお腹側の筋肉が固くなる原因もあるので、その辺りから治していかないといけませんけどね(笑)

腰の筋肉よりお腹の筋肉??
ギックリ腰予防法

日頃の予防としましては、まずは冷やさないこと!ただ、注意していただきたいのが、ホッカイロは出来るだけ腰には貼らないようにしてください。なぜなら上半身の重みを支えている骨盤には、重みに耐えるために固い靭帯があります。その靭帯が直接温められることで、やわらかくなってしまうからです。やわらかくなってしまうと、支えるものも支えられなくなってしまいます。そうすると逆に腰痛なんかにもなりやすいので、ホッカイロを貼るときはお腹(おへその下あたり)に貼るようにしてください。お腹に貼るだけで腰の方まで熱が伝わりますので。

どうしようもなくギックリ腰になってしまったら、「とにかく安静に」と聞いたことがあるかもしれませんが、これもなるべく動くようにしてください。出来る範囲でいいですから。最近のデータでは、傷病直後に安静にしていた人と、出来る範囲で動くようにしていた人とでは、出来るだけ動いていた人のほうが治るスピードが早いようです。早く治したいのであれば、頑張って動いたほうがいいみたいです。まぁ、言うのは簡単ですけどね(笑)

物を持つときの中腰の状態が身体には良くないですので、上半身だけでなく上手に膝も使って物を持ち上げるようにしてくださいね。それだけでも身体にとっては(特に背中側の筋肉にとっては)負担が軽くなりますから。
まだまだこれからが冬本番です。しっかり身体の使い方に注意して、快適な冬を送ってくださいね。

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先生紹介
松橋紘平(マツハシコウヘイ)

松橋紘平(マツハシコウヘイ)
・1976年12月13日生まれ
・体育大学に進学し、解剖学・運動生理学などの基礎を学び、 平成18年柔道整復師免許取得
まつはし整骨院:宮城県仙台市太白区
■ブログ:マッツ de R

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