被災者の経験談を元に準備する 防災ノート(page3)

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被災者の経験談を元に準備する 防災ノート

防災地震対策の参考として、東日本大震災を体験した宮城県在住の方に、被災当時の体験談を聞きました。 被災者の生の声を知ることで、ぜひ皆さんの防災対策に役立ててください。

【ご注意】このページには震災に関する描写が含まれています。

高齢者がいたS家の体験〜薬が手に入らない!?被災生活と車〜

S家
S家プロフィール
震災当時
  •  震災当時、自分は仕事中だったので無事でしたが、亘理郡山元町の沿岸部に住む 両親とは連絡がずっととれませんでした。あまりに連絡がとれず、 不安になり車で迎えに行くことに。その時は頭がいっぱいで、ニュースを聞くことも 思い浮かばなかったし、まさか津波があんなに大きいなんてまったく予想もしていなかったので、 自宅の倒壊などを心配していました。しかし、結局その日は大渋滞で会えませんでした。 初日は、車の中に積んであった毛布 を持って避難所で休息を取りました。 宮城県は車社会なので、 運転中や移動中に被災が起こったときのために、震災以降は車の中にも防災用品 を入れるようにしています。そして夜に、津波のため道路が通行止めになり、 山元町に行けないことがわかりました。
    実際の被害の大きさは、 関東にいた妻からのメールで知りました。今思うと、情報がないまま無理に車で移動していたら 自分も津波の犠牲になっていたと思います。緊急時は、 情報が一番大切だと実感。それからはラジオをよく聴きました。

  • 実家は津波に飲み込まれ、山の上の避難所に避難できた両親と祖母を迎えに 行けたのは3日後でした。その後家を失った3人を連れて3LDKの我が家で 避難生活を始めました。ライフラインは止まり、ガソリンもなかったため徒歩と自転車で毎日水を 公民館に汲みに行ったり、食材やガソリンが手に入ると言われれば朝から 大行列に並ぶ日々でした。ライフラインが全て止まっていたため、車はラジオを聴いたり、 ワンセグテレビを見たり、携帯電話用充電器をつけていたため充電してインターネットをしたりと、 情報源でもありました。
    生活では、妻が出産前に用意しておいてくれた防災用品が とても役に立ちました。カップラーメン、レトルト食品、レンジで温めるご飯、スパゲッティ など、いずれもカセットコンロでお湯を沸かして食べられました。 中には甘いビスケットも入っており、 疲れた体に糖分が大変嬉しかったです。

  • しかし、一番困ったのは90歳の祖母の薬が手に入らなかったことです。 もちろん病院も開いておらず、なにより合わない薬なども多くあったため、お薬手帳が流されて しまった当時、主治医に会うか、症状に合わせて飲んでみるかしか方法がありませんでした。
    結局、公民館で別の医師に診てもらい、症状に合わせて薬を出してもらいましたが、 副作用で手が震えたりして、しばらく辛そうでした。 お薬手帳は、合わない薬など を照会するためにも、持ち歩いておく必要がありました。 ただ、近所の高齢者は1日おきに人工透析を受けなければならず、震災でライフライン が止まったためなかなか透析を受けられず、本当に危なかったと聞きました。 高齢者が家庭にいる場合は、緊急時の処置方法やお薬手帳など、いろいろなものを準備しておく 必要があるのだと、つくづく思い知らされました。

被災した方214名に聞きました

グラフ

→高齢者がいらっしゃる場合、やはり一番は薬のストック。これは高齢者以外にも、 薬を定期的に飲む必要がある方にも言えます。お薬のストックとともに、 お薬手帳もお忘れなく。その他にも、定期的に使用する必要があるものは、 流通が一時的に止まったときのことを考えて多少のストックが必要です。

  • 避難ボックスセット
  • 避難ボックスセット
  • 車などに積んでおける、大容量避難ボックスです。付属の防災マニュアルを使って、 フリースペースに必要なものを追加できます。
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  • 避難バケツ
  • 避難バケツ
  • コンパクトかつ実用的な避難セットです。バケツはイスとしても使えます。 バケツはお風呂の汲み置きを使用するときなどに大活躍なので、バケツがない家庭にもおすすめ。
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  • 手回し充電ラジオライト
  • 手回し充電ラジオライト
  • ハンドルを回すだけで携帯電話の充電や、ラジオが聞ける小型のラジオライトです。 停電になっても情報収集ができます。
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1人暮らしのB家の体験〜女性の避難生活と、震災後の会社〜

B家
B家プロフィール
震災当時
  •  一人暮らしだったため、大変心細く、なにより情報も少ないので、自分から手に 入れようとしないと手に入りませんでした。一人暮らしでラジオもなく、 水や食料がどこで配布されているかもわからず、最初は避難所に ぽつんといるしかありませんでした。心優しい方に「あっちで食料が買えるよ」 と教えてもらったり。それでも一人で運べる水の量は限られていて、到底生活には足りません。 車で運ぼうにもガソリンがなかったため、家に帰ろうかとも思いましたが 水が確保しきれずに避難所にいました。

    また、手持ちのお金も一人だとさほど持っておらず、ATMも稼動していなかったため、 お金が一時的になく、 食料が販売していても買えないこともありました。 なにより、一人ぼっちの数日が一番辛かったです。みなさんも、 一人暮らしの方は特に、 近所に友人・知人を作っておくことをおすすめします。 結局会社の同期社員に会えたため、そこからは3〜4人で共同生活をしていました。 そのため、情報収集や食料調達、水分調達係など分担することで大変生活が楽になりました。 それでも、震災時は流通もストップしているため、食料はもちろん、 サニタリー用品も手に入りづらかったです。

  • また、同期社員の1人は、一人暮らしで犬を飼っていましたが、 ちょうど東京出張を日帰りでする予定だったときに震災が起きて、 結局犬は3日間閉じ込められた状態になってしまいました。 帰ってきた家には、ガラスなどが割れて散らかった床に、震える愛犬と空っぽの水入れ、 食い散らかされたコーンフレークが散らかっていたそうで、どのような気持ちで 3日間過ごしたのか考えると本当に辛いです。

    その後、少し落ち着いてから会社に出社できるようになったのですが、 会社に行ったらトイレの水も流れない、水も出ない、 自販機も動かない。 幸い会社のジムにプールが併設されていたので、 その水をバケツに汲んでおいてトイレに使用できたし、 飲料も販売している会社なのでそれを飲むことで仕事復帰には 大きな支障がありませんでしたが・・・ 防災備蓄をしていない会社だったら?と思うと、 出社も難しいかもしれません。 都内だと帰宅難民も出るようですし、社中泊をしても大丈夫なように、 会社にも備蓄用品を用意しておいて欲しいと思います。

被災した方214名に聞きました

グラフ
グラフ

→女性はやはり、サニタリー用品が防災用品として必要ということがわかりました。 震災で流通がストップすると、生活必需品がしばらくは 手に入りづらくなる場合があることも、 念頭においておく必要があるでしょう。
また、避難所や公共施設など、人が集まる場所では多くの人が集まるため、 必然的に必要最低限のものは備蓄が求められます。 会社などで帰宅難民になることも考えられるので、 会社として防災用品を備蓄しているか、今一度確認してみてください。

さいごに・・・
地震は、いつ、どんな場所にいるときに起こるかわかりません。 いろいろな場所で被災することを考え、みなさんのご家庭でも避難経路やはぐれたときの集合場所など、 家族みんなで話し合いしておきましょう。
そして、もしものときに困らないように防災対策用品がきちんと家族に合ったものかどうか、 今一度確認してみてください。

  • 避難リュックセット
  • 避難リュックセット
  • 避難時役立つ必要最低限のアイテムをセット。防災アイテムチェックリストなどが載った防災マニュアル付き。チェックリストを見ながら、衣類や食品など、 自分好みのものを追加で入れられます。
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  • 避難セット5人用
  • 避難セット5人用
  • 帰宅困難時に便利な15アイテムが5人分入っています。
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  • 避難セット10人用
  • 避難セット10人用
  • 帰宅困難時に便利な15アイテムが10人分入っています。 積み重ねて省スペースで保管できるので、人が集まる場所にもおすすめです。
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